WEBライターにポートフォリオが必須って本当?実績もないし載せることもないよ・・・。未経験向けに作り方を教えてほしい!
このような方向けの記事になります。
WEBライターを目指している方でポートフォリオを持っていない方は案外多いです。作ろうとは思っていても作り方がわからない方も多いはず。
そこで本記事ではWEBライターの経験がある僕が「初心者向けのポートフォリオの作り方」を徹底解説します。
もくじ
初心者の方でも案件獲得を目指せるポートフォリオが作成できる内容となっています。
未経験の方で「これからポートフォリオを作りたい!」という方は本記事を参考に作成してみてください。
ポートフォリオって何?WEBライターに必要なの?
結論としては必須です。
ほとんどのWEBライターが持っています。
ポートフォリオとは
クリエイティブ用語におけるポートフォリオとは、実績をアピールするために使われるものである。例えばイラストレーターだったら、自分の作品の一部を営業用ツールとして持ち歩けば、それがポートフォリオになる。
「Weblio辞書」から引用
WEBライターにおけるポートフォリオは「スキルを証明するもの」として使います。
その他にプログラミングやデザイナー界隈などでも同様に使われていて、クリエイティブな仕事をしている方は自身のスキルをまとめたポートフォリオを持っている方が多いです。
ポートフォリオはスキル証明として重要
WEBライターのスキル証明として必須です。
特に未経験の方はスキルを証明する実績などがないので、ポートフォリオの重要性は高め。
WEBライターがポートフォリオを作ることで下記のことを効果的にアピールできます。
- 得意ジャンルは何なのか
- どのくらい経験があるのか
- ライティングレベルはどのくらいなのか
などWEBライターとしての能力を1箇所にまとめられるので、活動していく上で強い武器になります。
実績のない方でも案件受注する際や就活面接などで、ポートフォリオを実績として使えるので成功率があがります。
今からWEBライターとして仕事をする方には「必須」なので、これを機に自分のポートフォリオを作っていきましょう。
未経験のWEBライターがポートフォリオに載せる必須項目
ポートフォリオを作っていく前に具体的に何を載せるのかを整理していきます。
WEBライターに必須の項目は下記の通り。
- 項目①:自己紹介・経歴
- 項目②:得意分野・ジャンル
- 項目③:対応できる業務範囲
- 項目④:連絡先
まずは上記の項目をメモ帳などにまとめておくとスムーズにポートフォリオを作っていけるかと思います。
項目①:自己紹介・経歴
まずは自己紹介と経歴です。
割と人間性を見られることが多いので、書ける範囲で記載しましょう。
「書くことがない」という方は下記のことを書いておけば問題なし。
- 学歴
- 職歴
- 趣味
まずは無難に上記のことを記載しておけば良いかと思います。
1番重要なのはWEBライティングのスキルなので、立派な経歴がなくても大丈夫です。僕もヘボヘボですが、問題なく案件を受注できています。
そこまで詳しく書く必要はないと思いますので、ザックリと書いておきましょう。
項目②:得意分野・ジャンル
得意分野とジャンルは重要です。
案件を受注する際に、その分野に精通しているのかの判断材料になります。
ジャンルの例としては下記の通りです。
- IT系
- ファッション系
- 美容系
- 金融系
- 健康系
これ以外にも沢山ありますが、自分が書けそうな分野やジャンルを明記しておくことで依頼する際の参考になります。
得意分野とジャンルは「自己紹介・経歴」と一貫性を持たせることで、説得力が増すので繋がりを意識してまとめてみましょう。
項目③:対応できる業務範囲
WEBライターとしての業務範囲です。
案件のどこまで対応できるのかを記載することで、対応可能かの判断材料になります。
僕の業務範囲を例にあげると下記の通り。
- キーワード選定
- 記事構成
- 記事執筆
- 画像作成
- WordPressでの記事編集
上記の場合だとキーワード選定からWordPressでの編集まで一通り対応できる感じです。
レベル高そうに見えますが、この記事通りにポートフォリオを作っていけば「画像作成」以外の全ての業務に対応できるようになると思います。
画像作成はPhotoshopなどのデザインソフトの使い方を覚える必要があるので、後回しで問題なし。興味のある方はWEBライターとして安定してきたら学習してみてください。
項目④:連絡先
最後に連絡先です。
こちらから依頼がくることもあるので、記載しておきます。
連絡先は下記のように記載するのが主流です。
- お問い合わせフォーム
- メールアドレス
基本的にはお問い合わせフォームを設置するのがおすすめ。
メールアドレスを記載せずに送れるので、セキュリティ面でも安心です。
メールアドレスを記載する場合は大量にスパムメールが送られてくるなど、悪用されることもあるので注意が必要。
お問い合わせフォームの作り方は後ほど解説するので、サクッと作成しましょう。
将来的に載せたい項目
補足で将来的に載せたい項目を解説します。
WEBライターとして案件受注できるようになってきたら、項目を追加していきましょう。
主な項目としては下記の通り。
- 執筆実績
- 文字単価
公開可能な実績は、その都度ポートフォリオに載せることで信頼性が上がるので、案件が獲得しやすくなります。
また文字単価を提示するのも重要。
未経験の時は単価関係なく実績を積み上げるべきですが、ある程度実績ができた場合はこちら側から文字単価を提示することで収益安定につながります。
文字単価1円から2円になるだけで収益が倍になりますからね。WEBライターはどんどん単価アップを目指して実績を積み上げていきましょう。
ポートフォリオに記載する項目の解説は以上です。
次の章からは実際のポートフォリオの作り方を解説していきます。
初心者ライター向け!ポートフォリオの作り方の手順
それではここからはWEBライター初心者向けにポートフォリオの作り方を解説します。
作り方の手順としては下記の通り。
- 手順①:WordPressでブログを開設する
- 手順②:プロフィールを作成する
- 手順③:お問い合わせページを作成する
- 手順④:記事を執筆する
- 手順⑤:実際に広告を使ってみる
順番に詳しく解説します。
手順①:WordPressでブログを開設する
WordPressでブログを開設しましょう。
このブログサイトをポートフォリオとして仕上げていきます。
下記のようにWEBライターのポートフォリオはWordPressとの相性抜群なので、少し手間ですが初めに作ってしまいましょう。
- プロフィールページが作成できる
- お問い合わせフォームを簡単に作成できる
- 記事を作成できる
- WordPressの使い方を習得できる
- 記事装飾などのデザイン面の勉強になる
今後WEBライターとして活動するうえで、必要なものがすべて詰まっています。
またWordPressの使い方や記事制作に必要なデザインの知識なども一緒に学習できるので、スキル向上に最適です。
具体的なWordPressブログの開設方法は下記の記事で解説しているので参考に作成してみてください。
手順②:プロフィールを作成する
次にプロフィールページを作成します。
特に決まった作り方はないので、自分らしく装飾して作成してみてください。
内容は先ほど解説した下記の項目を記載すればOK。
- 自己紹介
- 経歴
- 資格
- 得意分野(ジャンル)
- 対応できる業務範囲
これらの内容をまとめれば、プロフィールページの完成です。
ちなみ僕のプロフィールページもありますので、参考にどうぞ。
WordPressの操作が苦手という方は下記の記事でプロフィールページの作り方を解説しているので、見ながら作成してみてください。
手順③:お問い合わせページを作成する
次にお問い合わせページの作成です。
無難な「お問い合わせフォーム」を実装していきます。
例:当ブログのお問い合わせフォーム
上の画像のようなお問い合わせフォームを作成します。
難易度高そうに見えますが、WordPressのプラグインを使えばサクッと作成可能です。
具体的なお問い合わせフォームの作り方は下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
手順④:記事を執筆する
WordPressで記事作成をします。
こちらの記事クオリティがスキルの証明になるので重要な部分です。
「何も書くことないよ!」という方は下記のような記事を書くのがおすすめ。
- 得意ジャンル
- 興味のあるジャンル
- 学習後のアウトプット記事
自分の得意なジャンルや興味のある記事を作ることで、そのジャンルの案件に応募した際に獲得率があがります。
作った記事は後から何度でも修正できるので、練習だと思ってまずは書いてみましょう。
クオリティは後から上げていけば問題なしです。
手順⑤:実際に広告を使ってみる
記事を作成する際は広告を使ってみましょう。
案件でも何かしらの商品サービスを訴求することが多いので勉強になります。
下記のアフィリエイトASP(広告サイト)は審査不要で登録可能なのでおすすめ。
どうやって商品を紹介するか考えながら記事を作成するだけでも、WEBライティングの勉強になります。
運よくクリックされ購入されれば収益にもなりますので、この機会にアフィリエイトにも挑戦してみるのがいいでしょう。
ポートフォリオの作り方は以上となります。
まずはここまでを作成し、少しづつポートフォリオをグレードアップしていきましょう。
WEBライターがWordPressでポートフォリオを作るべき3つの理由
「WordPressでポートフォリオ作るの大変だし面倒くさい」と感じた方も多いはず。
なので、こちらではWEBライターがWordPressでポートフォリオを作るべき理由を解説していきます。
理由としては主に下記の通りです。
- 理由①:WordPressでの執筆案件が多い
- 理由②:WEBライター以外の収益源を増やせる
- 理由③:他の仕事に活かせる
順番に解説します。
理由①:WordPressでの執筆案件が多い
WordPressで作るべき1番の理由です。
先ほども少し触れましたが、案件の多くはWordPressで構築されたメディアの案件。
WordPress案件の具体例
上の画像は実際の案件内容の一部分です。
WEBライターとして収益を安定させるには「継続案件」が重要となってきます。
WEBライターで稼いでいくうえでWordPressの知識は必須レベルになってきますので、時間に余裕のある初期段階で習得するのが効率的かと。
なので面倒くさがらずに頑張ってWordPressでポートフォリを作ることを勧めております。
理由②:WEBライター以外の収益源を増やせる
WordPressブログはいわば個人メディアです。
本気で取り組めば大きな収益源となります。
僕は当ブログをWEBライターとWEB制作用のポートフォリオとして作成していたのですが、気づけばブログに激ハマりしておりメインの副業になっていました。
ポートフォリオとして記事を作るだけで、WEBライターとして活動しながらブログで稼げるという可能性を広げることが可能です。
ブログは放置していても、ある程度稼いでくれるので収益の安定にも繋がります。
理由③:他の仕事に活かせる
WEBライター以外の仕事に活かせます。
2023年8月7日時点での日本の82.2%のサイトはWordPressです。
»参考:W3Techs
なので、WordPressを学習していくことで下記のような仕事も目指せます。
- ディレクター
- WEBマーケター
- WEB制作
将来的にはWEBライターに依頼する側のディレクター業務やWEBマーケターを目指す際にもWordPressの知識が活かせます。
またWEB制作などプログラミングの勉強する際にもWordPressの知識は役立つので学習するメリットがかなり多いです。
WordPressを勉強するために時間が必要になるというデメリットはありますが、将来性を考えると学習するメリットの方が高いのかなと思います。
ポートフォリオで記事作成する際の3つのポイント
次にポートフォリオで記事作成する際のポイントを解説します。
ポイントは下記の3つです。
- ポイント①:SEOを意識して執筆する
- ポイント②:文字数は2,000以上を目指す
- ポイント③:執筆後に誤字脱字などの確認をする
順番に解説します。
ポイント①:SEOを意識して執筆する
SEOを意識して記事制作をしましょう。
SEOとは検索上位を狙うための施策になります。
ザックリ意識することは下記の通りです。
- タイトルにキーワードを含める
- 見出しにキーワードを含める
- 検索キーワードに対する情報を含める
記事を書く際に意識するSEOはザックリこんな感じです。
また、具体的なSEO対策は「 SEO対策とは?ブログに必要な施策を徹底解説【全20選】」で解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
ポイント②:文字数は2,000以上を目指す
文字数は2,000文字以上を目指しましょう。
記事の文字数は基本的に2,000文字が目安にされることが多いため。
理由としては主に下記の通り。
- 2,000文字以上の案件が多い
- SEOを意識すると2,000文字は自然と超える
- 文章を書く練習になる
クラウドワークスなどで案件を調べるとわかりますが、2,000文字以上を執筆する案件が多めとなっております。
というのも、検索上位を狙うために記事構成を作ると自然と2,000文字は必要なんですよね。なので、ポートフォリオの記事も2,000文字以上を意識することによって「長い文章が書ける」とアピールできます。
後はシンプルに文章を書く練習にもなるので、特訓だと思って執筆していきましょう。
※とはいえ、必要な文字数はキーワードによって変わりますので、2,000文字は目安として覚えておいてください。
ポイント③:執筆後に誤字脱字などの確認をする
最後に誤字脱字の確認です。
記事を作成した後は一度読んでみて確認してみましょう。
最低限下記のことを確認しておけば問題なしです。
- 誤字脱字はないか
- 文章は不自然じゃないか
- 読みやすいリズムになっているか
確認しても漏れてしまうことがあるのですが、経験上ガツガツ書いた後は結構ミスがあったりするので注意が必要です。
案件を依頼する際にポートフォリオが誤字脱字だらけですと、少し不信感を与えてしまう可能性があるので、最終確認はしっかりおこないましょう。
ポートフォリオを作るときに重要な2つの注意点
こちらではポートフォリオを作る際に重要な注意点を解説します。
注意事項は下記の2つです。
- 注意点①:著作権を守り執筆する
- 注意点②:実績は公開可能か確認する
順番に解説していきます。
注意点①:著作権を守り執筆する
著作権を守り執筆しましょう。
記事を書いていると無意識にミスっていることがあります。
著作権とは
あなたの身の回りにも著作権で保護された多くの著作物が存在します。たとえば、小説、音楽、絵画、地図、アニメ、漫画、映画、写真等は、それぞれ著作物に該当します。
「日本弁理士会」から引用
上記は引用しましたが、他サイトの画像や文章などを使うときなどは引用したことを記載する必要があります。
またアニメや漫画などの画像を使用する場合も注意が必要なので、覚えておきましょう。
注意点②:実績は公開可能か確認する
実績は公開可能か確認しましょう。
案件によっては公開できないものもあります。
早く実績を載せたいという気持ちはわかりますが、公開する前は事前に確認しておくのが無難です。
案件を頑張っても「実績公開ダメです」と言われることは結構あるので、実績目当てで受注する際は前もって確認するようにしましょう。
ポートフォリオ作成の注意点は以上となります。
WEBライターのポートフォリオの具体例を紹介
最後にポートフォリオを作る際に参考になる具体例を集めました。
下記にWordPressで作成されているサイトのみを厳選しましたので、参考にどうぞ。
- 具体例①:堀内忍のWebマーケティングブログ
- 具体例②:ぽぽのゆるっと教室
- 具体例③:タツキの樹
最低限ポートフォリオに必要な「プロフィール」「お問い合わせ」ページを作成して、最後に記事を追加していくイメージですね。
WEBライターの案件を受注するのに充分なポートフォリオに仕上がっていますので、これから作り始める方は参考にどうぞ。
また当ブログのように特定のジャンルだけではなく、幅広く記事を書いても問題なしです。記事制作の目的は執筆能力の証明にあるので、書きたい記事を書いていきましょう。
まとめ:ポートフォリオを作成してWEBライターとして活動しよう
以上でポートフォリオ作成の解説は終わりです。
ポートフォリオは重要なので、かなりのボリュームになってしまいました。
本記事の内容をまとめると下記のような方にはポートフォリオは必須かなと思いますので、遅かれ早かれ作成に取り掛かりましょう。
- 未経験から案件を受注したい
- 就職面接を有利に進めたい
- WEBライターを並行して個人メディアを運営したい
- WordPressの勉強がしたい
- 自分のスキルをまとめておきたい
ポートフォリオが完成したら、後はどんどん案件をやっていき実績を積み上げていくだけ!
当ブログはWEBライター向けの案件獲得方法も解説していますので、そちらも参考にしてみてください。
それではここまで。